【DAZ 3D STUDIO】カメラ基礎【ピントを絞る】

ということで(何が)、今回はカメラの扱いをおべんきょしてみました。
カメラも結構プリセットがあるんですが、ToonCamなど特殊なカメラ以外は大体自前で設置しています。
 

 

ほんで、今回のサンプル。
 

f:id:shinokiwa:20150406022926p:image

人物はAiko…さんではなく、Genesis 2 FemaleにLegacy Shape Generation 5のAikoさんシェイプを当てています。
マテリアルはIzzy。本来Josie6用のキャラクターですが、別に違和感なくフィットします。
見た感じもAiko5と近いし。眉細いけど。
 
じゃあ素直にAiko5使えよ
 
ともあれ、これはカメラ関係のパラメータを全て初期値でレンダリングしています。
パッと見思うのは、「画面内の全部にピントがあってるなあ…」と。
もちろんそれが悪いわけではないのですが、この画像のように「明らかに人物を撮っているもの」なら、人物にピントを絞るべきですよね。
 
ということで、カメラのパラメータの意味と効果を調べました。
 
■Perspective
 
訳すると遠近感…になるんですかね。結構色々訳がある単語だから迷う。
いきなりですが、ちょっとこのパラメータの意味はわかりませんでした。
初期値ONですが、OFFにするとこんなん。
 

f:id:shinokiwa:20150406022940p:image

※この画像は試しにやってみただけなので、レンダリング品質を落としています。
 
確かに遠近が関係なくなっちゃった…気はするけど、何するものなのやらさっぱりでした。
まあONのままでいいんでしょう。
 
■Focal length(mm)
 
どうでもいいけど、下にFocal Distanceがあって、日本語に訳するとどちらも「焦点距離」になるのでややこしい。
これは画角の変更ですね。
現実のカメラでいうところの、広角/望遠の度合いを変更します。
今回のようなバストアップだと意味ないですが、風景や遠景を表現したいときは重要な値ですね。
 
■Depth of Field
 
被写界深度のON/OFFです。
ゆーきはカメラ詳しくないので、被写界深度ってなんぞよ? と思ったのですが、ざっくり言って、
「ピントは本来一点にしか絞られないが、それに一定距離の許容量を持たせることで、焦点に厚みのようなものをもたせる」
ということで、その許容量(深度)のことのようです。
これをオフにするとピントはさっくり一点に絞られて、最初のサンプル画像のようになります。
 
初期値はオフなので、ピントを絞りたいときはオンにしましょう。
 
■Focal Distance
 
和訳するとこっちも焦点距離になるからめんどくせえ。
 
こちらは焦点の「位置」までの距離になります。
まあピントが「どこにあってるか」という設定ですね。
画面サンプルをば。
 

f:id:shinokiwa:20150406023004j:image

カメラから伸びてる青い線上に、なんか球がありますね。
これが焦点の位置のようです。
どこにあわせればいいのか、ってのは現実のカメラとほぼ同じ感覚で考えていいと思います。
今回は人物に合わせてますが、考えてみたら人物という厚みのある存在の、どこに焦点あわせるべきなのだろう?
カメラの勉強もいるかなあ。
 
■F/Stop
 
こちらは被写界深度の範囲を設定します。
Depth of Fieldをオンにしていないと意味のない設定になる…かな?
上の画面で人物の前後を囲っている線がありますが、これが設定した範囲を示しているようです。
これまたどれくらいに合わせればいいのか、というのも勉強せねばならんかな…。
 
ということで、焦点位置と被写界深度を設定してみました。
 

f:id:shinokiwa:20150406022953p:image

最初の画像に比べて、背景がボケてますね。人物には焦点があったままなので、人物がくっきり浮き出た絵になりました。
これでピントが絞れたということですね。
 
プロの写真家さんが撮ったポートレート写真などを見ていると、背景が「そもそも何が写ってんの?」ってくらいボケまくってて、もはやイメージ背景と化しているものもちょこちょこ見かけます。どのくらいボケさせるのかが効果的なのかも考えて設定する必要がありそうですね。
 
モデリングの工程をすっとばせるDAZ 3D STUDIOやPoserだと、むしろ写真系の知識のほうが重要になってくるのかしら。
ちょいちょい写真用語調べる事になりますね…。
 
ともあれ、まだまだ勉強する事が多いなと。